何十年かぶりに捻挫した。
毎日毎日歩いている普通の道。
そんな道のほんのわずかな段差でバランスを崩し、右足首を捻った。
瞬間の激痛にその場にうずくまる･･･。
右足首の弱さは学生時代のバレーボールで癖になったもの。
小学校で卓球クラブに始まり、6年で野球クラブ、中学進学で野球部へ入部。
小学校の卒業文集では将来の夢をプロ野球選手と書いた。巨人軍に入団して
活躍しているはずだったんだ･･･。
その夢は中学1年の夏で一旦消えた。
新入部員は球拾い、声出し、夏の合宿では練習中の給水すら許されない。
当時から偏屈の片りんを感じさせる私はその在り方に疑問を感じ、水も飲め
ないなら･･･とあっさり退部。
中学2年になると友人に誘われバレーボール部に入部。
この年代は指導者による影響がとてつもなく大きかったのか、第二中学校が
飛び抜けて強かった。我が第一中学校は何番目くらいだったかな･･･。
中学2年間はバレーボールを続け、その間に何度となく右足首の捻挫を経験。
高校に進学して改めて野球にチャレンジ!!
高専だったので野球部には15歳から20歳の部員が揃う。
あの時も夏の合宿だったなぁ･･･。もちろん普段の練習の1年坊主は球拾い。
合宿に入るとそんな1年坊主にもバッティング練習の機会が与えられた。
生まれて初めての硬式ボール。左打席に構え、心地よい金属バットの音に
「あぁ、本当に野球をしてるんだ」という感覚になったものだ。
何球目だったかな、ピッチャーが投げたボールが顔をめがけて近づき、
そこから何となくスローモーション。
気づいた時には右肩の少し下に激痛を.感じていた。
硬式ボールってこんなに痛ぇ～のか･･･と痛感した瞬間だった。
結局、私はその夏の合宿で退部･･･ (￣▽￣;)
高専2年、またまた友人の誘いでバレーボールを始め、地区の社会人リーグに
参加するため体育の先生を口説き落として手続きを済ませる。
自分たちでユニフォームをデザイン、買い揃え、社会人リーグデビュー。
やはり試合の中で右足首の捻挫を繰り返した。
結局、こうして右足首の捻挫は癖になった。
プロ野球選手になる小学時代の夢は 水も飲めない練習と激痛に耐えられな
かった練習、いずれも夏の合宿でもろくも崩れ去ってしまう･･･。
巨人軍に入団して活躍したはずだったのに･･･。
就職して会社のバレーボール部に入部。やはり軽い捻挫を幾度か経験。
転勤でバレーボールとも縁遠くなった。
あれから30年･･･。
運動からも縁遠くなり、当然捻挫からも･･･。
そう考えると30年振りの捻挫だ、久々に捻った痛みは半端ない😢
家を目前にしばし激痛にうずくまったけど気を取り直して家を目指した。
何とかたどり着き、シャワーを浴びて嫁が帰るまで保冷剤で足首を冷やす。
痛みはわずかにあったけど、立てないほどの痛さはない。
いつもなら晩飯の支度で時間は過ぎるのに、安静に過ごす時間は嫁の帰宅
まで長いこと、長いこと･･･。ようやく嫁が帰宅し、さっそく出来事を話す
と嫁から「それは痛かったでしょ」と優しく声をかけられた。
不思議なもので少しの痛みも感じなくなる✌✌
そして嫁はテキパキと晩飯の支度を始める。さすが手際がいい!!
「まぁいう～」な晩飯のあと、嫁はテキパキと私の世話を始める。
何度も保冷剤を交換する姿は頼もしく献身的、ふと顔を覗くと「ドヤ顔」だ。
そんな嫁がカワイイ!! 感謝、感謝、いつもいつもありがとう!!
